
前回は、便秘はデトックスには大敵
というお話をしました。
最近は、男性だけでなく
女性にも、痔の方が多いようです。
原因は、便秘が多いんでしょうか。
今回は、痔についてお話させていただきます。
痔の原因とは
一言で言ってしまうと「痔の原因」は
肛門部のうっ血ですが、このうっ血を起こす原因とは何か?
についてお話します。(ここでは痔の種類の説明はしません)
1)デスクワーク
コロナウイルスの影響で
在宅勤務になり、デスクワークが増えている方が
多いのではないでしょうか?
痔と言えば、中年男性だけが発症するイメージがありますが、
最近は働き盛りの女性にも急増しているようです。
その原因は、長時間のデスクワーク。
長い時間お尻に体重がかかっているデスクワークが
肛門周辺の毛細血管にうっ血を起こしてしまい
痔になってしまうんです。
ですので、同じ姿勢で座りっぱなしを避け
一時間に一度は、立ち上がったり簡単なストレッチを心がけてください。
2)便秘
便秘が、痔の大きな原因の一つということは、
みなさんご存じかと思います。
便が固いことで「切れ痔」になりやすいですし
いきむことで肛門内に圧がかかり、血行障害をおこし
うっ血を悪化させます。
また便秘になると、「アンモニア」という有毒物質が腸内で発生し
それを肝臓が解毒しなくてはいけなくなるため
肝臓を疲れさせます。
肝臓にはダブルパンチです。
便秘の原因は様々です。改善は簡単ではないかもしれませんが
便秘は、なんとか改善したいですね。
肝臓に負担がかかります。
3)冷え
冷えは、女性だけと思われている方も多いかと思いますが
最近は男性の冷えも増えているようです。
これには、
・お風呂に入らずシャワーだけですませる
・夏にクーラーでガンガンに冷やす
・冷たいものの摂りすぎ
など、これもいろいろな原因が考えられますね。
4)肝臓の疲れ
さて、「肝臓の疲れ」が原因の痔についてお話します。
まず、肝臓というと
お酒との関係が頭に浮かぶかと思います。
お酒のアルコールを代謝する際に
肝臓内でアセトアルデヒドという物質ができています。
これは有害物質なのですが、肝臓はこの有害物質を代謝させ
酢酸という無害な物質に変えてくれているんですね。
なんという素晴らしい臓器でしょう。
この流れがなければ、私たちはお酒を飲むことができないんです。
肝臓でアルコールを解毒できなければ
私たちの体内は有害物質だらけになり、
楽しくお酒を飲めなくなります。
「肝臓の疲れと痔の関係」
お酒のアルコールを代謝してくれるのは「肝臓」
ではお酒を飲みすぎるとどうなるかといえば
代謝に追われて「肝臓が疲れる」ということですよね。
ただ肝臓が疲れるの原因はお酒だけではありません。
ストレスや添加物
睡眠不足や薬
などでも疲れるんです。
肝臓が疲れると、肝臓内を流れる静脈(門脈)内の圧力が
上昇(門脈圧)し、肛門周辺のうっ血が生じます。
(詳しい説明は省きますが)
まとめ
何が言いたいのかといえば、
「肝臓の疲れ」は「痔」を引き起こす可能性が高い。。
ということです。
肝臓が疲れているということは
デトックスができておらず、
有害物質がカラダに蓄積している可能性があります。
しっかりデトックスをするには
肝臓の疲れ(負担)をとってあげることが必要となってきます。
お酒を飲みすぎたり、不眠など
いろいろな原因で肝臓が疲れると
肝臓の機能が低下し「痔」になりやすくなります。
デトックスを効率よくするためには
肝臓をつかれさせない生活習慣が重要です。